ライブは出演者だけで作るものではありません。ライブハウスにはスタッフさん達がいます。その中の“照明”さんに的を絞って話を聞いてみます。LIVE labo YOYOGIさんは照明にコダワリがあるので興味深いお話が。
1度よりも2度、3度

――PAさんはリハで音作りして本番に備えますよね。照明さんはリハ時間が短いのに本番にどう備えるんですか?
松『LIVE labo YOYOGIの場合、リハでは曲のキメとか、尺(曲の長さ)なんかを計ったのをメモにして残しておきます。
で、それを当日の本番のみならず、次以降の出演時にも利用します。
1度きりの出演じゃなくて、2度、3度と出演して、さらに何度も演る曲であれば、照明がバシバシ決まるようになっていくんですよ。
あるいは、Demo音源としていただいたCDにライブで演る曲が入っていればそれを参考にしたりしてます。』
――LIVE labo YOYOGIさんで撮ってもらったDVDで、ソロのときにズームしたりカメラ割りされてるのもそういうこと?
松『そうです。そういう積み重ねですね。』
――なるほど~。でも要望があれば伝えていいんですよね?
松『ええ。たとえば最後のキメの部分はこうして欲しいとか、そういう要望があれば言ってくれた方がいいですね。』



いろんなライブハウスに出演するのも大事だが、ホームと呼べるようなライブハウスを作るのも大事。
自分をカッコよく演出してくれるようになる。