道具を知る Tool.4『ストラップ』

ストラップ

ケータイに付けるヤツとは違います。
BaやGtなどの楽器を肩から提げるためのものです。
楽器本体のデザインもさることながら、ストラップのデザインも個人の好みを反映させられるポイントです。
好みだけではなく、バンドやプレイヤーのイメージを表せるようなデザインのストラップに出会うことも。

種類

楽器屋さんなどのストラップ売り場において、明確に種類分けされていることはあまりありません。
なんとなく、メーカーだったりデザインの雰囲気だったりで分けられているようです。
が、プレイヤーからするとメーカーやデザインを選ぶ以前に、『このタイプのストラップはイヤだ』という好みがあります。

太さ

幅広のストラップと、細いストラップでは、肩に掛けたときの負担が違います
当然ながら細い方が幅広のものよりも、肩に食い込みます。
少しの間なら我慢できるかもしれませんが、30分、1時間、2時間・・・となると大変なのではないかと。
楽器によって重さは違いますが、モノによっては5kg超える場合もありますからね。
体に合わないストラップが原因で腰痛になる人もいるんですよ。

でも幅広のは好きじゃない、という人もいるわけで。
ストラップ自体は細いんだけど肩当てがついていて、肩に当たる部分だけ幅広になっているタイプも売ってます。

調節方法

長さを調節する方法も、プレイヤーの好みが出ます。
1つはシートベルト型。
もう1つはベルト型。
(シートベルト型ってのは僕が付けた名前なので、本来はどう言うのか知りません。)

シートベルト型・・・車や飛行機のシートベルトのような設計。『ほんの少しだけ』の調節が可能。
ベルト型・・・パンツなどに使うベルトのような設計。穴が開いている間隔でしか調節が出来ない。

『ほんの少しだけ』の調節をしない人であればベルト型でも問題ありません。
1~2mmのズレが演奏に良くも悪くも影響を与える人であればシートベルト型を選ぶべきです。

材質

皮、ポリ、コットン・・・などなどいろんな種類が存在します。
ですが、あまり『そのストラップはコットンだね?』なんていう会話は聞きません。
聞くとしたら『そのストラップは本皮?』くらいです。
皮かそうでないか、皮だとしたら本皮か合皮か、が興味の対象なんでしょうかね。

しかし、だからといって材質もおろそかにできません。
クッション状のものを中に入れて肩への当たりを軽減するタイプなんかも出てきていて、バリエーションが増えてます。
見栄えも大事ですが、楽に長時間演奏出来るっていうのも非常に大事です。
体に変な負担を掛け続けると腱鞘炎になるなどの悪影響が出ますからね。

たかがストラップ。されどストラップ。
見栄えもさることながら、演奏技術向上にも大きく影響するもの。

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