道具を知る Tool.1『ピック』

ピック

主にGtやBaなどの弦楽器に使われる道具。
必ず使わなきゃいけないものでもないけど、エレキギターを弾く場合はよく使われます。
Baも使うけど、最近は減ったような気が。

単純にプレイヤーの好みによって選ばれる道具ですが、出したい音によって替えることもあります。
楽器屋に行くと、けっこうな数の種類が並んでいるので初めて行くと悩むかもしれません。

 

ピックの種類

ピックは形と、厚さ・硬さなどによって種類分けされます。
メーカーによって多少の差があるので、どれを使うかは自分の指に聞くのが一番いいと思います。
高いのもありますが、だいたい50~150円程度で買えるので、何種類か買って試してみるのがオススメ。

よく使われる、あるいは楽器屋のピック売り場でも面積が広いのは以下の2つでしょうか。

  • おにぎり
  • ティアドロップ
おにぎりとティアドロップ

これ以外には、三角型やサムピックなどがあります。

おにぎり・・・またの名をトライアングル。
まあ、日本以外で“おにぎり”とは言わないでしょうしね。
Baをピックで弾く場合は、ほとんどの人がこの形を選ぶと思います。
Gtの場合はおにぎりか、ティアドロップでしょうか。
ティアドロップに比べて指でつかめる部分が大きいので、安定して演奏できます。

ティアドロップ・・・Baではあまり選ばれず、このタイプを使うのはほとんどがGtでしょう。
おにぎりに比べて、指でつかめる部分が小さいのでやや不安定ですが、速弾きをしたり細かいニュアンスを出せるので、テクニカルなプレイヤーはこちらの方を好む傾向にあります。

厚さ・硬さ

指の力だけでもしなるような薄いタイプから、下敷きのように厚くて硬いタイプまであります。
Gtは薄いタイプ、Baは厚くて硬いタイプを好むのが多いです。
理由としては、Gtは弦が細いのと、速いフレーズを弾くので薄い方が扱いやすいから。
Baは弦が太いので、厚くて硬くないと弦のテンション(張力)に負けてしまうからです。

でも、プレイヤーの好みによるので、Gtでも厚くて硬いの、Baが薄くて軟らかいのを使う場合もあります。
どちらを使っても間違いではありません。
使ってみて、好みを探すのが大切です。
実際『いろんなピックを使って自分の好みを探した』というプレイヤーがとても多いです。

アーティストモデル

有名Gtや有名Baなどが使っている(名前が入っている)アーティストモデルというのも存在します。
憧れているプレイヤーがいるのなら、その人のモデルを最初は使ってみるのもいいかもしれません。
もちろん、自分の好みに合うかどうかは別問題
入り口にはなるでしょうが、正解かどうかは・・・。

ピックは演奏するための大切な道具。
いくつも試して相棒を探しましょう。

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