道具を知る Tool.7『クリーナー』

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道具というのは、使えば磨きがかかる・・・と同時に汚れるもんです。
汚れるのは仕方ないとはいえ、やはりそこは愛器ですから手入れをしてあげたいもの。
僕はBassistが本業なのでDrumや管楽器のクリーナー用品には疎いんですが、楽器屋さんに行けばいろいろ並んでいます。
まあ、楽器屋さんに売ってないもので手入れすることもあるんですが・・・

クリーニング

楽器というのは木材や金属が組み合わさって出来ています。
ものによっては布なんかも使われていますね。
当然ながら使えば使うほど汚れたり、磨耗していったりしてしまいます。
そこでクリーニング(手入れ)をするわけです。

拭く

この場合の外側というのは目に見える部分の中でも電気系統を除いた部分です。
GtやBaでいうと、ヘッドやネック、ボディなんかです。
楽器は指や手でさわるので当然ながら指紋がつきます。
要は手の脂ですね。
これは“ギタークロス”などという名前で売っている布で拭き取ります。
タオル等より柔らかく作られているので、塗装面を傷付ける心配がありません。
逆を言えば、クロス以外で拭くと細かい傷が付く可能性があるので、クロス以外はオススメできません。

磨く

クロスだけでは取れない汚れは、それ用の洗剤的なものを使って磨きます。
ヘアームースの様な泡状のタイプや、スプレーで液を吹き付けるタイプなど多種多様。

どれを使うかは好みによりますが、僕個人は“レモンオイル”を使用しています。
オイルと言ってもヌルヌルしてるわけではなく、化粧水に近い手触りです。
綿棒にちょっとだけつけてフレットとフレットボードの隙間の汚れを取る、なんてことも楽なんで。
泡状だと“ちょっとだけ”ってけっこう難しいですからね。

僕の知り合いには車用のコンパウンド(だったかな?)で磨いている人がいました。
コンパウンドにも種類があって、仕上げ用に使うタイプのものはいいツヤが出るんだとか。

通す

GtやBaなど、電気を使う楽器はどうしても通電トラブルに出会ってしまいます。
それを防ぐために、InputジャックやVolつまみの端子部分などを定期的に手入れすることをオススメします。

楽器屋さんやホームセンターなどに行くと“接点復活剤”と呼ばれるものが売っています。
『これを使えば、ガリノイズや接触不良が改善』とか書いてあるんですが、僕はこれをオススメしません。
ずっと接点復活剤を使用してたんですが、あるとき「オーディオマニアが使うのはどんな接点復活剤なんだろう」と思って調べてみたんです。
すると『接点復活剤はパーツに必要な油やグリスまで流してしまうのでダメ』なんだそうで。
ではどうするのかというと“無水エタノール”を使います。

無水エタノールは楽器屋でもオーディオ屋でもなく、薬局で手に入ります。
綿棒にちょいちょいっと付けて楽器本体のInputジャック(中まで)拭けばOKです。
クロスに付けてシールドのプラグを拭くのもオススメ。

手入れはこまめに、が基本。
どれだけ練習しても手入れが雑だといい音は出ないもんです。

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