用語を学ぶ-Act7『タイム感』

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音楽用語で“タイム感”という言葉があります。
“タイムの感覚”を略して“タイム感”という感じでしょうか。
あまり一般的ではないかもしれませんが、演奏するなら覚えておくといい言葉です。
とはいえ、これがなかなかややこしい。。。

タイム(time)

まず音楽用語における“time”の意味を確認しましょう。
音楽用語では“time=拍子”のことです。
4分の4拍子とか4分の2拍子とか、音楽の教科書で見たことあるヤツです。

ではタイム感とは?という話になると、これがいささか難しい。

“タイム感”でググると、いろんな説明を読むことができます。
リズム感と同義語だ” “グルーヴ感と同義語だ” “タイム感がいいとはテンポキープ出来る人のこと”・・・等々。
実にさまざまな説明が出てきます。結局、どれが本当?という状態。
ここまで読んだらこう思うでしょう、『で、どれが本当の意味???』と。

タイム感を定義する

上記の通り定義があやふやな“タイム感”ですが、総じて“タイム感がいいことは評価される”ということ。
ここを踏まえた上で僕なりに定義します。
というか、僕は元からこういう風に“タイム感”を解釈していました。
それは“タイム感とは音符の長さをコントロールできる感覚”です。

テンポキープ出来るということは、1音1音または1拍1拍をしっかりコントロールしているということ。
グルーヴを出せるということは、音をタメたり突っ込ませたりというコントロールが出来るということ。
こういうことが出来る人は、一般的に“リズム感がいい”と評価されたりします。
(リズム感って何?という話はこちらのエントリーにて。。。)
こういう解釈から、いろんな説明や定義が生まれたのでないかと勝手ながら思っています。

いずれにせよ、タイム感がいいと言われたら褒められていると思って間違いありません。

タイム感とは音符の長さをコントロールする感覚。
でも、世の中には別の定義も多く存在する。

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