Bassを学ぶ~26『Kickと仲良く』

Bassを学ぶ~26『Kickと仲良く』

よく『DrumとBassは夫婦のようなもの』とか、DrumとBassを合わせて『リズム隊』とか言われます。
曲の根底を支えることが多いってことがそう呼ばれる理由の1つでもあるんでしょうね。
実際に、Drumが変わるとBassistとしては同じフレーズでも同じニュアンスでは弾けなくなります。
それぐらい、DrumとBassは密接な関係であることは確かです。
Bassistであればそういう関係も感覚で伝わりますが、そうでない場合は伝わりづらいですよね。

サウンドハウス

低音(Bottom)

Bass DrumとBassと

「Bass Drum」、つまり「バスドラ」、つまり「Kick(キック)」です。
通常のドラムセットの中で、一番低い音を出します。
ペダルを足で踏んで音を出すので、通称が「Kick」です。

かたやBassは、Vo,Gt,Keyなどの中で一番低い音域を担当することが多い楽器です。
KickとBassがシンクロすることによって、曲にメリハリや勢いを出すことが可能です。
あ、この【シンクロ】は「息を合わせる」みたいなニュアンスで使ってます。
ユニゾンとは違います。

この辺の息の合わせ方が生Drumと生Bassの面白さだったりもするわけですが、DAWだけでTrackmakeしてると気づかない方も多いようで。
まあ、ステップ入力で打ち込めば必ずジャストで合いますからね。
たまにはズラすのも面白いんですが。。。

ジャスト

音をぴったり合わせることを【ジャスト】と言います。
クリックにぴったり合わせることもジャストと言いますし、メンバー同士が同じタイミングで音を出すのもジャストです。
KickとBassを合わせることで、アクセントや勢いを出すことが期待できます。

アラウンド

ジャストと違って、最低音をKickに任せてBassはKickの周りでグルーヴを作るアプローチです。
任せると言っても丸投げではないので、Kickを感じつつBassを奏でるといい感じになる、と思ってます。

一応スコアも。

Bassを学ぶ~26『Kickと仲良く』

ちなみに、このアプローチ方法を表す正式な言い方を知らないので、僕なりのネーミングです。
ラリー・グラハム御大が教則DVDで『バスドラの周り(アラウンド around)を回るんだ』とか言っていたのでそう呼んでます。
もし呼び方をどなたかご存知でしたらお教えください。。。

ジャストにしろ、アラウンドにしろ、ジャストとアラウンドの間にしろ、低音域のフレーズを気に掛けると曲全体もまとまりやすくなります。
KickやBassって、フレーズとして聴かれてなくても曲の根底に流れるグルーヴを担ってるもんですから。

‡ポイント‡
KickとBassは夫唱婦随。
ここの相性を舐めてかかると面倒なことになる。




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