Bassを学ぶ~16『読譜入門~五線譜は不向き?』

読譜入門~五線譜は不向き


読譜に関する話をしばらく続けておいてなんなんですが、五線譜ってBassやGuitarにとっては不向きな記述法だと思うんです。
五線譜が楽なのはピアノのような鍵盤楽器。
BassistがKeyboardistに五線譜の面で遅れを取るのは仕方ないのではないかと。
サウンドハウス

譜面との相性

五線譜とピアノ

五線譜を横にしてみるとわかりやすいかと。
ピアノの鍵盤と並べてみると、さらにわかりやすいと思うんです。

読譜入門~五線譜は不向き

どうです?
【白鍵と五線譜がリンクしていて、黒鍵は♯や♭がついたときに使うもの】という見方が楽だと思いません?
さらに【上にいけば高音/下にいけば低音】という五線譜の仕組みが【右に行けば高音/左に行けば低音】というピアノの仕組みと通じるところがありますよね。

ところがBassやGuitarだとこんな感じにはリンクしてくれません。
なぜなら同じ音を出すポジションが複数存在するから。
それと、Bassの指板がピアノの鍵盤のようには色分けされていないのも五線譜と相性がしっくりこない理由かと。

TAB譜とBass

そこで生まれたのが【TAB譜】と呼ばれる譜面です。
五線譜よりも譜面中毒になりやすい(と僕は思っている)譜面がTAB譜ですが、紹介する理由は2つ。

  • 五線譜よりも読めるようになるのが早い
  • 運指(指板を押さえる指の動き)が理解しやすい

この2点はBassの上達にとても有効だと思っています。

かと言って、五線譜を無視するわけではありません。
五線譜にはTAB譜には無いメリットがあるのは事実ですから。
でもBassistの場合、コードやスケールを理解していく過程でちょっとだけ努力すれば五線譜も読めるようになったりします。

というわけで。
次回はTAB譜の話をしてみます。

‡ポイント‡
五線譜はBassistにとっては馴染みづらいかも。
その代わり、TAB譜がある。




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