フリーを試す No.03『MUTANT』

フリーを試す No.03『MUTANT』

音源が溜まってくると管理がちょっとややこしくなるんですよね(・_・;)
サンプリングCD等からインポートしたら一気に増えるし、ネットからフリーの音源を落とすこともあるし。
Live9上でいろいろ管理出来れば便利なんですけどねぇ。
たとえばタグを付けたり、なんらかのアイデアをメモしたり。
でもLive9上だとそれが出来ない・・・ってことで、フリーソフトを活用しましょう。
サウンドハウス

一元管理

開発は初音ミク?

ダウンロードしてフリーで使えるサウンドファイル一元管理ソフト、それが【MUTANT】です。
「初音ミク」などのソフトウェア開発やソフトウェア音源やサンプルパックの販売等を手がける【クリプトン・フューチャー・メディア】が開発元。
開発・配布元がうさんくさい会社かどうかってのはフリーソフトの場合は気になるけど、ここなら安心できますね。

機能

【一元管理】の言葉通り、音源をすべて管理出来ます。

『波形』『サンプリング周波数』『サンプリングビットレート』『秒数』などの基本情報はもちろん、『どんなフレーズ』『フレーズの雰囲気』『タグ』など自分で情報を付加することも可能です。
気に入っている音源はブックマークすることができ、ブックマーク一覧を使えばすぐに音源を探し出せます。

音源は増えれば増えるほど管理が煩雑になるもの。
でも音源は使うために入手するわけで、使うときは【音源制作】というミュージシャンとしてのモチベーションが上がりまくっているタイミングのはず。
そういうときに『あの音・・・どこにあるんだっけ???』なんて時間を食うのはおかしな話。
そんなときはMUTANTを使えばかなり速く音源を探せるはず。
音源を見つけたら、ドラッグ&ドロップでDAW上へ。

まあ、便利!

準備

では、まずはダウンロードから。

SONICWIREのサイトにアクセスします。
http://sonicwire.com/
トップメニューから【MUTANT】へ。

フリーを試す No.03『MUTANT』

ページをスクロールし【無償ダウンロード】の項目からダウンロード。
WindowsはVista以降、MacはOS X 10.6以降です。
(OS X 10.5以前のものはサポート対象外のダウンロードリンクが用意されています)

フリーを試す No.03『MUTANT』

PDFマニュアルも用意されているので、ダウンロードしておきましょう。

ダウンロードしたらZipを解凍して【はじめにお読みください】を読みましょう。
そこに書かれてある手順に従ってインストールします。

使ってみよう

使うときはMutant.exeから起動します。
(僕はこの手間が面倒なのでタスクバーに表示させてます)

詳しい使い方は先にダウンロードしたマニュアルPDFをご覧いただくとして、最初の準備や重要な機能について書きますね。

フォルダを追加

まずは、Mutantで管理したい音源が入ったフォルダを追加します。
音源が入ったフォルダをMutantでは【サウンドフォルダ】と呼びます。

たとえばサンプリング音源をストックしてあるフォルダや、DAWで作った音源のフォルダなどなど管理したいサウンドフォルダをMutantに追加します。
追加方法は

  • 上部メニュー一覧⇒ファイル⇒サウンドフォルダの追加
  • 下部メニューアイコン一覧⇒サウンドフォルダの追加
  • フォルダ一覧にドラッグ&ドロップ

このいずれかで追加できます。

一元管理に便利なように、ファイルごとにいろいろな情報が一覧表示されます。
でも人によって必要な情報は異なりますよね?
そんな場合はカスタマイズしちゃいましょう。

【上部メニュー一覧⇒設定⇒表示設定⇒列タブ】と進みます。

表示させたい情報にはチェックを入れ、表示させたくない場合はチェックをはずすだけ。
好みにカスタマイズしたら【OK】をクリックして完了です。

フリーを試す No.03『MUTANT』

拡張子

もうひとつ重要な設定があります。
【上部メニュー一覧⇒設定⇒表示設定⇒拡張子タブ】と進んでください。
ここで、Mutantで管理する音源形式を設定します。

初期設定では「.aif」「.aiff」「.mp3」「.wav」の4種類が登録されています。
これ以外に使いたい形式がある場合は、入力欄に拡張子をドット付きで入力して【追加】⇒【OK】をクリックします。

フリーを試す No.03『MUTANT』

情報を追記

音源に情報を追記しましょう。
人に見せるものではありませんから好きなように追記して、自分が使いやすいようにすればOKです。

追記方法は、追記したい場所を【ゆっくり2回クリック】すれば入力出来るようになります。
ポイントは【ゆっくり】です。
ダブルクリックだと音源が再生されるだけなのでご注意を。

フリーを試す No.03『MUTANT』

あるいはショートカットを使うという手もあります。
【上部メニュー一覧⇒ヘルプ⇒ショートカット一覧】から一覧表を見ることが出来ます。

フリーを試す No.03『MUTANT』

さらに多くのショートカットはマニュアルを参考にしてください。

合間合間で段々と

と、フリーで使える音源の一元管理ソフト【Mutant】について書きましたが、お役に立てそうでしょうか?
まあ、正直なところ、どれだけソフトが便利でも情報を追記するのは自分なので、一気にすべての音源を管理するのは難しいですよね(^^ゞ
合間を見つけて少しずつやっていくしか無いんです。

でも、情報整理が終わったものは探しやすくなるのは事実。
すべては音楽制作に集中できる環境を作るために。

‡ポイント‡
Mutantはフリーで使える音源管理ソフト。
上手く使えば音源制作に集中できる良環境を構築できる。

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