見過ごせないニュースがあったのでやや見切り発車ながらも、『PCを護る』というカテゴリーを公開します。
ホントはもう少し下準備してからのつもりだったんですが、あまりに理不尽なニュースなものですから。
明日、わが身に降りかかるかもしれない話です。
自分のPCを護るために、出来る限りの手段を講じましょう。
お前がやったんだろ?
見過ごせないニュースというのは“遠隔操作ウィルスによって襲撃・殺害予告。のちに誤認逮捕。”というもの。
簡単に流れを説明すると。
- Aさんがネット上で気になった言葉をクリック
- クリックするとAさんのPCが遠隔操作され、襲撃・殺害予告がWebサイト上に投稿される
- 警察が投稿された文章を捜査
- IPアドレス(現実世界でいう住所のようなもの)を割り出し、Aさんにたどり着く
- Aさんを取り調べし、Aさんが犯行を自白したためAさんを逮捕(のちに保護観察処分)
- しかし、その後に遠隔操作だったことがわかり、Aさんは冤罪だったことが判明
- 警察は(一応)謝罪
というもの。
(詳しくはWikipediaをみてください。)
Aさんを含め、わかっているだけで計5人がこのウィルスに感染しています。
なんと、そのうち2人が取り調べの最中に犯行を認めています。
やってないのに自白しちゃった、ってことです。
IPアドレスを偽装
上に書いた“IPアドレス”。
単純に言うと、ネット上の住所のようなものです。
これがあることによってネットに接続したり、メールを送ったり出来るんです。
警察はこの“IPアドレス”を手がかりにして、Aさんまでたどりついたわけです。
しかし、IPアドレスは偽装が出来ます。
そして、これはけっして難しいことではなく、実際にやる・やらないは別にしてネットの仕組みを多少勉強した人なら知っている方法です。
これを警察が知らないとは思えないのですが、現実として“ウィルスによる遠隔操作”を主張する無実の人たちが犯人扱いされてしまいました。
警察を貶めるつもりは毛頭ありませんが、あまりにひどいと思います。
明日は我が身
このニュース、他人事なんかじゃないし、ましてや笑い事なんかじゃないんですよ。
明日、あるいはこのブログを読んでる最中に『ピンポ~ン。警察です。』なんてことが起こりかねない。
そして“任意同行”の名の下に警察に連れて行かれ、密室で取調べを受けて・・・逮捕。
なんてことになりかねない。
実際、上に書いたAさんは無実だったのに、犯行を認めちゃってますからね。
自分で護る
ウィルスから身を護るには、ウィルスに感染しないのが一番です。
たまに『ウィルスに感染なんて、ホントにあるの?』とか言う人がいますが、もう少し認識を改めた方がいいですよ。
もし感染したら、場合によっては周りの人にも多大な迷惑をかけることにもなりえます。
家の鍵をかけるように、大事なものは金庫にしまうように、できる限りの対策はしましょう。
“ウィルス対策ソフトをインストールする”。
これ、PCを使うなら絶対に必要なことです。
製品版もたくさんありますが、無料で使える対策ソフトもたくさんあります。
インストールは少しの時間で終わりますから『俺、対策してない!』という方、このブログを読み終わったらぜひともインストールしてください。
有名な無料ソフト
ウィルスを甘く見てはいけない。
出来る限りの方法でPCを護るべし。