機材入門第3回~オーディオインターフェイス

PCに楽器をつなぐ

最近のキーボード(鍵盤楽器)とかはUSB接続が付いていることも多く、PCとの接続は楽ですよね。
あとは、DAWコントローラーとかドラムパッドとかもUSB接続出来るのが主流です。

では、マイクやギターやベースをPCでRecしたい場合は?

そんなときは“オーディオインターフェイス(オーディオI/F)”という機械を使います。

オーディオI/Fの役割

PCはデジタルデータを扱います。
“0”と“1”で表される、いわゆる2進法ってやつですね。
対して、ギターやベースの音や歌声などはアナログデータです。
このままではPCで扱えないので、オーディオI/Fを通すことによりデジタルデータに変換されて
PCで扱えるようになるのです。
って、ややこしいですよね(笑)とりあえず、
オーディオI/Fを通すとPCに直接つなげない楽器もRec出来る、と覚えれば大丈夫です。

オーディオI/Fの性能

オーディオI/FであればPCと組み合わせて使うことによって、DAWでのRecが出来るようになります。
しかし、そこはやはり機械ですから性能差が存在します。
メーカーサイトやカタログなどで性能を比較するときに僕が注目するのは

  • サンプリングレート
  • Input端子数
  • Outputの種類
  • 対応OS

といったところですかね。

サンプリングレート

アナログデータをデジタルデータに変換するときに大きく関わる部分です。
スペック表では“44.1kHz/16bit”などと書いてあります。

音とは波です。
本来途切れていないもの(アナログデータ)をデジタルデータに変換するときにどれだけ滑らかに変換できるか、を
サンプリングレートの数字は示しています。

ケータイカメラの画素数のように“数字が大きいほどキレイな質”と覚えても差し支えないかと。
“44.1kHz/16bit < 48kHz/24bit < 96kHz/48bit”てな具合で。

ただ、音の良し悪しはオーディオI/Fのサンプリングレートだけでは決まらないんですよね・・・。
これについてはまたいずれ・・・。

Input端子数

当然ですが、オーディオI/Fに同時につなげる楽器(マイク)の数はInput端子の数だけです。
同時に何本もの楽器やマイクをつなげてのRec(ドラムや合唱のRecなど)をしたい場合はInputが多い方がいいですが、自宅スタジオで“ベースRecして、ギターRecして、歌Recして”という使い方であれば少ないInputで事足ります。

Outputの種類

“ヘッドフォンをつなげるPHONE端子”と“モニタースピーカーにつなげるOutput端子”の2つは必須
PHONE端子が複数あったり、Output端子が複数ある機種もあります。
バンドRecで、ギターのRecをベースとドラムも聴くってことはよくあるのでPHONE端子が多いのは便利ですね。

対応OS

Windowsで言うと今現在多く使われているのは“XP/Vista/Windows7”ですかね。
Macだと“Os X”でしょうか。
PC周辺機器は“Winのみ対応”なんて場合もあるので一応チェックです。

「迷ったら高い方を買う」っていう人が世の中にはいるそうで。
たしかに間違いではないんでしょうが、せっかく手に入れても使いこなせないのでは意味がない。
“高いから良い”とも限らないんだし、迷った場合は実店舗で店員さんにいろいろ聞くのがいいと思います。
意外なお得情報なんかをもらえるときもありますよ。

DAWと生楽器を組み合わせて使う場合、オーディオI/Fは必須。
Recされる音の良し悪しに直結するので、妥協はやめてベストを探すべし。

 

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