Demo音源を創る第2回~Rec(レコーディング)方法の基礎知識

Rec方法

Recの方法は大きく3つに分けられます。

  1. 一発録り
  2. マルチトラックレコーディング
  3. マルチトラックの一発録り

1.一発録り

メンバー全員が同時に演奏したものを1つのトラックにRecする方法です。
時間が掛からないというメリットがある反面、全員の音が入った音源が最初から出来上がるので
パート別の編集は無理というデメリットがあります。
Rec後の編集は、あくまでも全体の音の編集・加工になります。

音の編集に難はありますが、時間がかからないので金額的には一番安く済みやすい方法です。

2.マルチトラックレコーディング

各パートが別々に演奏し、複数トラックにRecして編集するレコーディング方法です。
別々に演奏&Recするので、編集が楽というメリットと、時間がかかるというデメリットがあります。

時間が掛かるということは、単純にスタジオ代がかさむので金額的にも少し値が張ります。

3.マルチトラックの一発録り

メンバー全員が同時に演奏するものを、パート別に割り当てた複数のトラックでRecする方法です。
時間が掛からないという一発録りのメリットと、編集が楽というマルチトラックのメリットを兼ね備えた方法です。

しかし、アイコンタクトが取れるような環境を維持しながら音を完全分離させるのは簡単ではありません。
方法としては理想ですが、現実的にはこの環境を備えているスタジオは少なく、金額も高額。。。

どうRecするか

ざっと説明しましたが「結局のところどのRec方法がいいの?」と思ってる方も多いと思います。
そもそも書いてあることがよくわからない、という方もいらっしゃるかと。

さもありなん、です。
実はバンドをやっていても、Recや編集に関わらないメンバーだと音源制作の知識が薄い場合があるんです。

そこで、まずは一発録りから試してみることをオススメします。
詳しい方法はこちらに書いてますが、予算や機材的にも手軽な方法です。
その後、マルチトラックレコーディング、マルチトラックの一発録りなど別な方法を考えればいいかと。

Recにいい機材を使い、マルチトラックに凝りすぎるとお金と時間がそれだけかかります。
ですが、高いお金と長い時間を掛ければいい音源になる、というわけではありません。
どれくらいの予算とどれくらいの時間を掛けてDemoを創るかをまず考える。
この時点からRecが始まってるようなもんなんです。

Rec方法を理解して、どうやってRecするかをまず決めよう

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