Protools、Cubaseと並び3大DAWと呼ばれるSonar。
業界標準としてシェアを広げるProtools。
バンドルソフトが手に入りやすいCubase。
では、Sonarは?
Windows専用
SonarはWindow専用ソフトです。
現在でも“音楽やるならMacがいい”という定説があるにも関わらず、Windows専用です。
どういう理由なのかはわかりませんが、ずっとSonarはWin専用ソフトです。
ミュージシャンがMacユーザーの割合はたしかに高いと思います。
とはいえ、ミュージシャン以外も含めた全体で見るとWinユーザーの方がはるかに多いのは明らかです。
もしかしたらこの辺に理由があるのかもしれませんが、あくまで推測で事実はわかりません。
しかし、SonarがずっとWin専用なのはたしかなので、元はMac用だったソフトをWinに移植した場合と比べるとアドバンテージというか有利な点があるとは思います。
それはユーザーがわかりやすいか否か、というところです。
WinとMacは似て非なるものですから、操作感がだいぶ変わります。
よく言われるのは“手順のWindows、感覚のMac”みたいな。
右クリックからいろいろ出来るWinに対し、元は右クリックがなかったMacはCommandキーを押しながら・・・というのも違いの1例です。今はMacも右クリックがあるので以前ほどの差は無くなったようですが。
SonarはRoland製品
SonarはRoland社の製品です。
Rolandといえば、音楽製品をたくさん扱っているメーカーです。
たとえば一般用HDDMTRの先駆者“VSシリーズ”や、エフェクターで有名なBOSSシリーズ、キーボード、アンプ、VDrumなど、これだけ多くの音楽製品を扱うとノウハウも蓄積されるのか、DAW開発にもいい影響を与えているように思います。
日本の会社なので、海外メーカーに比べるとサポートも安心できるかもしれません。
また、RolandのキーボードやオーディオI/Fには“Sonar LE”がバンドル(おまけ)されていることも。
CubaseはYAMAHAの傘下にありますが、CubaseのバンドルはYAMAHA製品に限らず手に入れられます。
しかしSonarのバンドルはRoland製品のみ。
この辺、なにかこだわりがあるのかもしれません。
V-STUDIOシリーズ
Sonarを使用した環境構築のためのV-STUDIOシリーズというのもあります。
特に、V-STUDIO 20はギタリストやバンドマンにフォーカスしたパッケージ。
これ、店頭でちょっと触らせてもらったんですけど、よく出来てます。
体験版は公式サイトよりダウンロード可能
Sonarはよくも悪くもWindows専用。
数多くあるRoland製品との親和性を考えるとなかなか都合がいい。