PC選び-File3『スペック表~基本』

スペック表イメージ
スペック表イメージ

PCを買うにしろ、周辺機器(プリンターとか)をつなげるにしろ、ソフトを選ぶにしろ、チェックが必須なのがスペック。
これがないと選びようがないので表示されているんだけど知らない人には呪文が並んでいるように見えるのも事実。
“PC選び~File1『基礎知識』”を読んだことを前提に書いていこうかと。

スペック表とは

スペックとは、英語の“specification”の省略形のことで性能とか構成のこと
これを表にしたのがスペック表というわけです。

たとえばTVを買いたいなと思ったら。
「部屋の広さ的に32インチかな」
「ゲームやレコーダーもつなげたいから接続端子は多いほうがいいな」
「音にはこだわりたいな」
など、自分の好みや予算から買うTVを絞り込むのがよくあるケースだと思います。

PCも同様に自分の好みや予算からどれを買うのか絞り込むわけで、スペック表はそのときに必要なんです。

スペックを読む

スペック表にはものすごく大量の情報が書かれている場合があります。
そうなると見慣れてない人は目が拒否をしてしまいがちですが、最初に見るべき場所はたったの4つ。
“OS” “CPU” “HDD容量” “メモリ”をチェック
この4つをまず見てから細かいところを見ればいいんです。

OS

Win用ソフトをMacで動かすにはちょっとした準備が必要です。
僕はやってないので説明できませんが、そういう技術(仮想OSとか言います)があるのはたしかです。
しかし、ソフトメーカーがその使い方を想定してソフトを作っているのかどうかはわかりません。
仮想OS技術は日々進化していますが、今のところはWin用はWinで、Mac用はMacで使うのが賢いかと。

CPU

CPUって“初心者が頭を悩ませるスペック第一位”なんじゃないかと個人的には思います。
なにせ書き方がややこしい。
いや、正確に言うとCPUのネーミングがややこしいのかも。

たとえばPCソフトのスペック表に“Pentium4以降推奨”と書いてあったとします。
“Pentium4”とはIntel社が販売しているCPUラインナップの1つです。
“以降推奨”というのは“Pentium4”以降に販売されたCPUシリーズをオススメします、ということです。
CPUというのは基本的に後から発売された方が性能がいい(処理能力が高い)からです。
つまり“Pentium4以降推奨”というのを読み替えると、
『このPCソフトは、Pentium4よりも後から発売されたCPUが乗ってるPCを使うとちゃんと動くはずですよ』
という風になります。

では、Pentium4以降に発売されたCPUは『“4”の次だから“5”』かと思うでしょ?(思ってください。)
正解は“M”です。PentiumMというネーミングになります。
その後、Pentiumという名前がなくなり“Core”というシリーズになります。

CPUのスペックは読み解きにくいという理由からも、PC本体よりも使いたいPCソフトを先に決めることをオススメするわけです。

HDD容量

PCソフトを使う場合、HDDにある程度の空き容量が必要になります。
DAWソフトとかだと、ソフト本体の他に“サンプルフレーズ” “エフェクト” “拡張機能”などが付属してくることがあり、なんだかんだと10GB以上必要になる場合もあります。
まあ、最近のPCは1TB(1000GB)あるのも珍しくないのであまり気にする必要も無いかもしれませんが。

メモリ

RAMと表示されている場合もありますが、同じ意味です。
PCソフトのスペック表には“メモリ:1GB以上推奨”とか書いてます。
“以上推奨”というのは、このメモリでも動くけどもっとメモリを積んでるほうがオススメですよ、ということです。
“メモリ:1GB以上推奨”を読み替えると
『1GBでも動くけど、2GB、4GB・・・とメモリが多いほうがよりオススメです。』
という感じになります。

余談ですが、PCのメモリを自分で増やすことも可能です。
多少の知識は必要ですがそんなに難しいものでもなく、さらにはCPUの性能アップよりもメモリ増設の方が安く出来ることが多いため、メモリを増設する人は多いです。

ややこしいスペック表でも、最初に見るのは4つ。
“OS” “CPU” “HDD容量” “メモリ”をまずはチェック。

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