
いまや“PCは一人一台”とか言われてますけど、実は持ってない人も少なくない。
でも、いざ電器屋さんに行って「PCください」と言っても、店員さんの説明がちんぷんかんぷんだったり。
最新機種のことは店員さんに聞くべきですが、基本的な知識はあった方がよりわかりやすいと思います。
PCの基礎用語
まずは、PCを選ぶときに必要になる基礎用語から。
- OS
- Windows/Mac
- CPU
- HDD/SSD
- メモリー
1.OS(Operating System)
”Windows” “Mac”が2大OSです。
OSとは、例えるなら“社長”でしょうか。
PCという“会社”を動かすトップです。
社長にもいろんなタイプがいるように、OSにも種類があります。
2.Windows/Mac
WindowsとMacというのはOSの種類のことです。
例えるなら社長の性格というか能力の違い、的な。
操作性や見た目なんかに差があります。
Windows(うぃんどうず)(略すときはWin)がシェアが一番大きいPCです。
シェアが大きいということはユーザーが多いということなので、ソフトなどがMacに比べ安価で、フリーソフト(文字通り無償ソフト)なども手に入りやすいです。
Win専用のソフトも多いので、ソフトの選択肢はMacより広がります。
また、Macに比べて本体価格もお安めなので初期投資も抑え目にすることも出来ます。
Mac(まっく)(正式にはMacintosh)はWinよりもシェアは小さいですが、芸術系(ミュージシャンやイラストレーターなど)の人から根強い人気があります。
また「Winよりも使いやすい」という人も多く、芸術系ではなくとも「僕はずっとMacユーザー」という人もいます。
Macを作ったスティーブ・ジョブズ氏の考え方の一つに「機械は誰でも使えなければならない」というものがあります。
まさにMacは“誰でも使える”ように考えられているので、Winよりも使いやすいと言われているんですね。
ただ、シェアはWinよりも小さいのでフリーソフトなどは少なく、販売ソフトも本体もやや高めです。
しかし、Macは最初からいろんなソフトが入っている(使えるようになっている)ので、買ったその日から楽しめるというメリットがあります。
一昔前までは「事務仕事ならWin、芸術系ならMac」が定説でした。
最近はその定説は無くなったと思いますが、僕の周りの音楽や映像に関わる人はMacユーザーが多いですね。
僕自身はずっとWinユーザーですが。
3.CPU
例えるなら“社長の参謀”です。
社長からの業務命令を実際に処理する役目を負っています。
PCの性能が大きく左右される部分の一つです。
参謀の能力(頭の回転の速さ)はHz(ヘルツ)で表されます。
基本的には、数字が多い方がより能力が高いと思ってください。
(メーカーが違うと数字が同じでも能力の高さに違いが出たりするのであくまで“基本的に”です。 )
CPUの性能が低すぎる場合、下手するとソフトがまともに動きません。
使いたいソフトが使えないなら、PCはただの箱に成り下がります。
また、参謀は多いほうが仕事がはかどりますよね。
Dual Core(参謀が2人)⇒Quad Core(参謀が4人)⇒6 Core(参謀が6人)と最近のCPUは参謀が増え続けてます。
今後も増えていくのでしょうが、参謀が4人いればたいがいの作業はストレス溜まらず出来るはずです。
4.HDD/SSD
HDD(えいちでぃーでぃー)はHard Disk Driveの略、SSD(えすえすでぃー)はSolid State Driveの略。
共に、PCで使うソフトやファイルなどのデータが記憶される場所。
例えるなら“会社のビル”です。
たくさんの仕事があるならたくさんの社員を雇い、その社員の仕事スペースであるオフィスが小さくては困ります。
逆を言えば、たくさんの仕事をするのなら、大きいビルを買った方がいいということですね。
PCでの作業も、たくさんのファイルやデータを扱うのであればHDD/SSDの容量が大きいのを選ぶべきです。
(特に映像を扱う人は容量はいくらあっても足りなくなると言っても過言ではありません。)
容量はGB(ギガバイト)で表され、数が大きいほど容量は大きくなります。
GBの上にTB(テラバイト)があるんですが“1TB=1000GB”と覚えておけば大丈夫です。
5.メモリー
いかに社長が優秀でも、参謀が優秀でも、社員がいなければ話になりません。
メモリーを例えるなら“社員”といったところです。
メモリーもGBで表され、数が大きいほど処理能力が高くなります。
PCを使い始めて「なんか処理が遅いな」となった場合、メモリーを増設すれば解決することも多いんです。
作業効率に直結するところなんか、まさに社員と言ったところのような。。。
基礎用語がわかればPCやソフトのスペック表も読めるようになる。
そうなれば自分が買うべきPCもわかるというもの。