ライブを演る Act.7『リハ(サウンドチェック)基礎知識』

Y-T-W akim

ライブイメージ

ライブ本番前にはリハがあります。
リハと言ってもスタジオリハとは大きく違い、練習ではありません。
では、このリハでは何をするのか。

リハとは

スタジオリハでは思う存分練習しましょう。
だってそういう時間なんだから。

でもここでいうリハは練習時間ではありません。
この時間はサウンドチェックの時間です。

サウンドチェック

まず認識してもらいたいのは“ステージ上で自分が聴く音と、客席でお客さんが聴く音は違う”ということ。
このそれぞれの音には名前があり、
ステージ上の音・・・内音(うちおと)
客席で聴く音・・・外音(そとおと)
と呼ばれます。
よく使う言葉なので覚えましょう。

サウンドチェックというからには音の確認作業ってことです。
演奏しやすいように内音を調整し、お客さんに自分たちの音がきちんと届くように外音を調整します。
いいライブが演るためには、ちゃんとしたサウンドチェックが必須です。
そのためには多少のお勉強も必要ですが、難しいことじゃないですよ。

音の流れ

ライブ初心者にありがちなのが“外音を一切聴かない”リハ。
上にも書いたように、外音がお客さんの耳に入る音です。
そして、内音は外音とはまったくの別物です。

ライブハウスの音の流れ

“演奏者⇒PAさん⇒お客さん”と“演奏者⇒PAさん⇒モニター”の順番で音は流れていきます。
演奏者の音、つまりVoの歌や楽器の演奏はケーブルを通ってPA卓に入ります。
そこでバランスを取られた音が演奏者用モニターやPAスピーカーに送られて出力されます。

図ではマイクで歌ってますが、GtやBa,Drなんかも配線がちょっと違う程度で音の流れは一緒です。

モニター

モニターから出る音と、PAスピーカーから出る音は別物です。
また、モニターは基本的に各メンバーにそれぞれセッティングされ、出る音もそれぞれ独立してます。

つまりVo用モニターとGt用モニターとは違う音が聴こえるということです。
もちろんDr用・Ba用・Key用なども独立しているので、それぞれ好みの(演奏しやすい)音に調整することが可能です。
たとえば“Drを大きめに、Gtを小さめに”とか、“Voがしっかり聴こえるように”とか。
これは演奏者の好みなので、希望を伝えればPAさんが出来る範囲で調整してくれます。

ステージ上で聴こえるのはモニターからの音だけではなく、Drumの生音やGtやBaアンプからの音も聴こえます。
(これら全て、ステージ上で聴こえる音をひっくるめて“内音”と言います。)
自分の基本的な立ち位置で、自分が演奏しやすい(歌いやすい)音を整えるのが最初の大事な仕事です。

この辺、PAさんとちゃんとコミュニケーションを取ることが鍵ですね。
要望をしっかり・はっきり伝えましょう。
腕があるPAさんなら、要望以上にいい音をモニターに返してくれますよ。

PAスピーカー

PAスピーカーから出る音と、客席からでも聞こえる内音が合わさった音が外音です。
外音は内音以上に妥協できない・・・はずなんだけど、リハで外音を聴かない出演者がいかに多いか。。。

内音の調整が終わったら、外音の調整になります。
つまりお客さんに聴いてもらう音を決める作業ですから、普段から「僕の音はどういう音か」「うちのバンドはどういう音か」を考えておかないと出来ません。
スタジオリハをRecして聴き返すってのはこういうときにも役立ちますよ。

以上、リハ(サウンドチェック)のための基礎知識はこんな感じです。
PAさんについての話はLIVE labo YOYOGI編~第6回『PAさん』を参考にしてください。
次エントリーはリハの実践編です。

内音と外音の意味をまず覚えよう。
外音が良くて初めてお客さんに伝わるライブになることを忘れずに。

 

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