ライブを演る Act.16『敵に回すな』

Y-T-W akim

ライブイメージ

音楽のデジタル化が進んで久しいです。
でもどんなに技術が進んでも、最終的にはやっぱり”人対人”なんです。

ちょっとした裏話

聞いた話ですが。
上手くもなく、キャリアも長くはなく、お客さんを盛り上げることも出来ないような出演者が、PAさん含め周囲に横柄な態度を取っていたそうで。
いざ本番、PAさんはマスタボリュームを上げただけで他には何もせずケータイで遊んでいたとか。
PAさん曰く『あんなヤツ相手に仕事する必要ないだろ』と。

媚びる必要はありませんが、人対人です。
音を触ることのプロですから、演者側がよくわかってないようなことも詳しく理解しているような方々です。
知ったかぶりせず、無駄に気負うことなくお話すれば的確なアドバイスをもらえることだってあるんです。

ちなみに。
その横柄な出演者はしばらくすると業界からいなくなったそうで。
小説のような本当の話。

無駄に天狗な奴ってのは好かれるわけがない
ズルイ人やこすっからい人もまた然り。

武勇伝

憧れのロックミュージシャンの武勇伝的なエピソードだけをそのまま真似しても、演奏が上手く・良くなるわけじゃないし、いいミュージシャンになるわけじゃない。
そもそも、武勇伝を持ってる人って「武勇伝を作ろう」とか思ってないはずなんですよ。
結果として武勇伝になっただけで。
『あの有名な○×が作った武勇伝を俺も真似しよう』って思うのは壮大なる勘違いです。

『AってGuitarist、こんな武勇伝持ってるんだよ。あいつ、スゴイよね笑』って話してるBさん本人が武勇伝だらけ、ってこと僕は何度か経験しました。
でもBさん本人は、自分の伝説を伝説とは思っておらず『え?俺やったことっておかしい!?』程度の認識。

伝説作る人・伝説作った人って、たぶんこういう人なんじゃないかなぁ。
武勇伝だけ真似して敵作って、上に書いた出演者みたいに周囲から嫌われたら意味がないと思いません?

真剣は通じる

敵を作りたくないからって、媚びる必要なんてこれっぽっちもありません。
ただ、自分が出してる音に真剣になればいいだけなんです。
たとえ初ライブだったり、知識が浅かったりしてもPAさんに『こういう音をお客さんに聴いてもらいたいんです』という気持ちが伝われば、ほとんどのPAさんは親身になって音作りを考えてくれます。
だって、PAさんって音楽が嫌いな人に務まる商売じゃないですからね。

そのときに心掛けることはただ1つ。
“知ったかぶりはしないこと”
たいした知識も無いのに自分を大きく見せようとして難しい言葉を使ったところで、ぜ~~んぶ見抜かれますよ。
正直に、素直に、でも真剣に自分の音を伝えればPAさんは耳を傾けてくれます。

もちろん照明さんも同じこと。
機材的に無理なことでも、演者側の要求にはなるべく応えようとしてくれます。

準備や裏方作業とかってあまり楽しいものじゃないかもしれないけど、お客さんが目を輝かせて『今日のライブ、すっごく楽しかったです!』とか言ってくれたらすべての疲れが吹っ飛ぶのは保証します。
だから、真剣に楽しくライブを演ってもらえたらな、と偉くもなんともない僕ですけど心からそう思っています。

真剣に音楽を楽しむと『No Music , No Life』って本気で思う

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