用語を学ぶ-Act.13『Rewire』

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いろいろ比較・検討して購入した(であろう)DAW。
曲を作ったり、MixやArrangeなどをするうちに少しずつ使いこなせるようになるのって幸せですよね。
でも、使いこなせるようになると同時に「こういう機能があったらいいのに」とか「あんな音が欲しいな」なんて不満も出てくるのではないかと。

Rewire

機能を増やす。
音を増やす。
この2つを同時に満たす方法があります。
それがRewire(りわいあ)です。

“Rewireとは2つのDAWを結びつける技術です。”
実際には、AというDAWをマスター(ホスト)に、BというDAWをスレーブ(クライアント)に設定して使います。

設定すると、Aに打ち込んだMIDIデータをBに送り、Bに入ってる音源で鳴らした音をAが受信してエフェクトをかけられます。
あるいはBに打ち込んでAに送って、ということも出来ます。
つまり音が増えるってことです。

Rewire

Rewireの音の流れイメージ図

音の流れとしては

  1. Aに打ち込んだMIDIをBへ送信
  2. Aから受けたMIDIをB内の音源で鳴らす。必要であればエフェクトをかけて、オーディオデータとしてAへ送信
  3. Bから受けたオーディオデータに、必要であればA内のエフェクトをかけてモニターへ

と、なります。

AもBも入っている機能はそのまま使えるので、Aにだけある便利な機能もBにだけある便利な機能も、両方同時に使えるんです。
たとえば、Drumの打ち込みはAが楽、Gtの打ち込みはBが楽って場合は打ち込みを使い分ければいいんです。
つまり機能が増えるってことです。

Rewireで機能を増やす

アップグレードや乗換でも機能を増やすことはできますが、Rewireを選択するメリットがあります。

現在使ってるDAWが最上位グレードの場合はアップグレード出来ませんよね。
あるいは、アップグレードしても欲しい機能は増えないかもしれません。
メーカーごとの特色や機能開発における得意分野ってのがありますから。

では乗換は、と言えば。
乗換の最大のデメリットである“新しいソフトを使いこなせるまでのタイムロス”が立ちはだかります。
あるいは欲しい機能が手に入った代わりに、今まで愛用していた機能がなくなる場合もあり得ます。

しかしRewireであれば、今の機能を失うことなく欲しい機能を手に入れられます。
慣れ親しんだDAWをホストにすれば、乗換のデメリットであるタイムロスもほとんど生じません。

それに。
人によっては乗換後のソフトの方が『使いやすい!』ってなる場合もありますが、そうなった場合は乗換後のソフトをRewireのマスターにすればいいわけで。

音を増やす

音を増やすにはプラグインなどのエフェクトを増やしたり、サンプリングCDなどを入手するのが一般的な手段です。
フリー・シェア・製品問わずたくさんの音が流通しているわけですが、これは“現在持っているDAWに音を加える”という方法です。

しかし、フリーで手に入れられる音源には限りがありますし、販売されているサンプリング音源の場合、モノによっては1万円を超えます。
そして、サンプリング音源というのは通常カテゴリーごとの販売になります。
たとえば、この音源はブラスセクションのみ、こっちの音源はエスニックな打楽器のみという感じなわけです。
多カテゴリーの音源が欲しい場合は、いくつもサンプリング音源を買わなけりゃならないことも。
音源が増えるのはいいことなんですが、まあ、ぶっちゃけお財布にはあまり優しくはないですよね。。。

ですが、RewireだとDAWごと増やすわけですから、音はたくさん入ってます。
どんな音なのかはそのDAWによるとはいえ、けして少なくない音が入ってるわけです。
サンプリング音源を複数買うよりも、結果的に安くなる場合もありえます。

欠点

ものすごく便利に思えるRewireですが、欠点(というか注意点)があります。
それは“すべてのDAWがRewireに対応しているわけではない”ということです。
Rewire自体が不可能な場合もありますし、マスターにはなれるけどスレーブにはなれないという場合もあります。
あるいはWindows32bitはいけるけど64bitはまだ無理、なんて場合も。
こればっかりは残念ながらRewireは使えません。

しかし『前まで使えなかったけど今バージョンからRewire搭載』なんてこともあるので、今後Rewireはもっと広まっていくんじゃないかと個人的には思っています。
頭の片隅で“Rewire”って使い方を覚えといて損はないと思いますよ。

‡ポイント‡
Rewireを使えば、2つのDAWを同時使用できる

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