用語を学ぶ-Act8『グルーヴ』

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“グルーヴ”。
ちょっと前までは専門用語というか、音楽好き・音楽マニア・ミュージシャンくらいしか使ってなかったような用語だと思うんですが、今はけっこう一般用語ですね。
“タイム感”よりも説明は楽な気がしますが、再確認してみましょうか。

グルーヴ(groove)

グルーヴとは、日本語に直すと“ノリ”ということになると思います。
“groove”という単語自体に“ノリ”という意味はありません。
音楽につながる意味だけを拾うと“レコードの溝” “楽しいとき・楽しむ”というのもあります。
“in the groove”という熟語になると“最高潮・流行している”などの意味になるそうです。
まあ、クダけさせると“ノリノリの”みたいな意味になりますかね。

グルーヴとは

で、結局のところグルーヴ(ノリ)ってなんでしょう?
まず言いたいのは、グルーヴはFunkやHiphop、R&Bなどのようなブラックミュージックだけのものではありません。
PunkやRock’rollのような8ビートでグイグイ引っ張る音楽にもグルーヴはあります。
もっというなら、プレイヤー個人で演奏するフレーズにもグルーヴがあります。

僕は次のように捉えています。
グルーヴとはノリのこと。演奏を聴いて体が反応したら、それはグルーヴがあるということ”。
『この捉え方、個人の好みに左右されない?』と思えるかもしれません。
もちろん、個人の好みは大きいものですが、こういうことありませんか?
『A子って美人だな。俺の好みじゃないけど。』みたいなこと。
グルーヴも同じように『このバンド、グルーヴがすごいな。俺の好みじゃないけど。』というのがあります。
好みはあれど、グルーヴの有無の判断とは関係なくなるものです。

グルーヴを出したい

プレイヤーであれば、おそらく誰もが“グルーヴ出せるプレイヤーになりたい”と思います。
ではどうすればなれるんでしょうか。

僕が尊敬するラリー・グラハム(Larry Graham)御大は次のようにおっしゃっています。
『指を速く動かせるからといって、Funkとは限らない。Funkとは君の話し方、歩き方、考え方などから来るものだ』と。
村上“PONTA”秀一御大は『練習したってドラムが上手くなるわけじゃない。練習するくらいなら、恋愛した方がいい』と。

結局、音というのはその人の生き様や人間性、魅力やなんかを全て含んでるんだと思うんです。
ですので、グルーヴが出したかったら楽器を練習せずに、外に飲みに行った方がいいのかもしれません。
いや、けっこうマジメな話ですよ、これ。

とはいえ、練習しなくては弾けるモノも弾けなくなるので、練習しなくてはいけません。
なので、練習の仕方をちょっと考えてみましょう。

上手い≠いい

世の中、“上手い”プレイヤーはたくさんいます。
プロ・アマ問わずに、です。
でもその“上手い”人たちの演奏が“いい”かどうかはまた別の話。

すごく速いフレーズを弾けても、どれだけ難しいリズムを刻めても、心に響かなければ“上手いだけ”のプレイヤーというあまり嬉しくない評価止まりでしょうね。
“いいプレイヤー”というのは“もっと聴きたい・まだまだ観たい”と思わせてくれる人たちだと思います。

つまり、練習は技術を向上させるものだけど、向上自体が目的ではない。
本当の目的は聴いてる人たちの心を動かすこと。
技術はそのために必要なことだから、練習する。。。と思って練習するのが肝要なのではないかと。

ま、僕が偉そうに言えたことではないんですが、ね。。。

グルーヴとは“ノリ”のこと。
しかし練習だけでは手に入れられないもの。


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