Live9のエフェクトを遊ぶ。01『Velocity』

Live9のエフェクトを遊ぶ。01『Velocity』
なにもいじってない状態のVelocity


Live9 Suiteのエフェクトってたくさんあるんですよね。
ただ、EQにプリセットされたKick EQや、CompressorにプリセットされたAcousticなんかは想像がつきますが、CorpusにプリセットされたSub Boomや、ErosionのSnorzなんかはもう『???』です。
1つずつ試して覚えるのが一番の近道なんですが、ちょこっとメモとか残しておくとさらにいいですよね。
でも、試すのって基本的にTrack Make中だから、メモとかは『後で!』って思ってそのままとか。。。
ということでブログネタにしてみました。

サウンドハウス

Velocity

今回は【Velocity】です。
プリセットされたVelocityもあるんですが、素のVelocityを遊びます。

居場所

MIDI Effects⇒Velocity

意味

速度。
MIDIにおいては『音量』と同義語で使われる。
『鍵盤を押す速度が音の強さ』とMIDIではなっているから、らしい。

重要なつまみ

細かい設定にはどのつまみも重要になりますが「ああ、こういうエフェクトなのね」と実感しやすいつまみはこちら。

  • Drive
  • Random

この2つ。

遊んでみよう

まずは簡単なものでいいのでフレーズを用意します。
今回はAcoustified Kit 01でビートパターンを作ってみました。
こんな感じ。

次にブラウザからドラッグ&ドロップでエフェクトを差し込みます。
ClosedHH Acoustified 01(ハイハット)に差し込んでみました。

差し込まれたエフェクトはこんな感じ。

Live9のエフェクトを遊ぶ。01『Velocity』
なにもいじってない状態のVelocity

Drive

このつまみを動かすと黒いマスにある黄色い線が動きます。
役割としては音のレンジを動かすものですね。
左(負)に動かすと 」 の形に近づき、右(正)に動かすと 「 の形に近づきます。
聴いた感じは左に動かすと『小さく、ソフトに』なり、右に動かすと『大きく』なります。

Live9のエフェクトを遊ぶ。01『Velocity』
Driveを目いっぱい右に。

この状態で先ほどのビートパターンを聴くとこんな感じ。

正直、EQとあまり変わらないような気もしますが、気にせず次に。
というか、次のつまみの方がVelocityの面白さがわかるので。

Random

つまみを動かすと黄色い線の周りに影が出来ます。
このつまみはVelocityを動き具合の度合いを決めます。
数値が大きいほど音量がランダムに変化します。

わかりやすいように最大にするとこんな感じになります。

Live9のエフェクトを遊ぶ。01『Velocity』
Randomを最大に。

ハイハットの音量が一定ではなく、ランダムになったのがわかりますか?

Drive+Random

両方をまぜてみます。
どうなるかというと。

Live9のエフェクトを遊ぶ。01『Velocity』
Driveを右に、Randomを最大に。

いかがでしょ?

使いどころ

MIDIコン等があったとしても、音量をこまか~く設定していくのは実はかなりの手間ですよね。
でもこのVelocityを使えば、一定の音量で打ち込んだフレーズに表情を付けることができます。
ここではハイハットに使いましたが、アルペジオフレーズや、細かいシンセフレーズにかけても面白いかも。

‡ポイント‡
Velocityとは、MIDIでは音量と同義語。
このエフェクトは音量をランダムに変化させられる。




2件のコメント

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です