Live9 Suiteのエフェクトってたくさんあるんですよね。
ただ、EQにプリセットされたKick EQや、CompressorにプリセットされたAcousticなんかは想像がつきますが、CorpusにプリセットされたSub Boomや、ErosionのSnorzなんかはもう『???』です。
1つずつ試して覚えるのが一番の近道なんですが、ちょこっとメモとか残しておくとさらにいいですよね。
でも、試すのって基本的にTrack Make中だから、メモとかは『後で!』って思ってそのままとか。。。
ということでブログネタにしてみました。
Velocity
今回は【Velocity】です。
プリセットされたVelocityもあるんですが、素のVelocityを遊びます。
居場所
MIDI Effects⇒Velocity
意味
速度。
MIDIにおいては『音量』と同義語で使われる。
『鍵盤を押す速度が音の強さ』とMIDIではなっているから、らしい。
重要なつまみ
細かい設定にはどのつまみも重要になりますが「ああ、こういうエフェクトなのね」と実感しやすいつまみはこちら。
- Drive
- Random
この2つ。
遊んでみよう
まずは簡単なものでいいのでフレーズを用意します。
今回はAcoustified Kit 01でビートパターンを作ってみました。
こんな感じ。
次にブラウザからドラッグ&ドロップでエフェクトを差し込みます。
ClosedHH Acoustified 01(ハイハット)に差し込んでみました。
差し込まれたエフェクトはこんな感じ。
Drive
このつまみを動かすと黒いマスにある黄色い線が動きます。
役割としては音のレンジを動かすものですね。
左(負)に動かすと 」 の形に近づき、右(正)に動かすと 「 の形に近づきます。
聴いた感じは左に動かすと『小さく、ソフトに』なり、右に動かすと『大きく』なります。
この状態で先ほどのビートパターンを聴くとこんな感じ。
正直、EQとあまり変わらないような気もしますが、気にせず次に。
というか、次のつまみの方がVelocityの面白さがわかるので。
Random
つまみを動かすと黄色い線の周りに影が出来ます。
このつまみはVelocityを動き具合の度合いを決めます。
数値が大きいほど音量がランダムに変化します。
わかりやすいように最大にするとこんな感じになります。
ハイハットの音量が一定ではなく、ランダムになったのがわかりますか?
Drive+Random
両方をまぜてみます。
どうなるかというと。
いかがでしょ?
使いどころ
MIDIコン等があったとしても、音量をこまか~く設定していくのは実はかなりの手間ですよね。
でもこのVelocityを使えば、一定の音量で打ち込んだフレーズに表情を付けることができます。
ここではハイハットに使いましたが、アルペジオフレーズや、細かいシンセフレーズにかけても面白いかも。
‡ポイント‡
Velocityとは、MIDIでは音量と同義語。
このエフェクトは音量をランダムに変化させられる。
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