飛び道具であり、隠し味的にも使える奥深いエフェクト。
(まぁ、ほとんどのエフェクトが奥深いんですがね。)
ディストーションが激しい系の代表なら、ワウは踊れる系の代表と言ったところでしょうか。
スラップ・ベースに掛けるも良し、ギターのコード・カッティングに掛けるも良し。
ワウ
大きく分けてワウには“ペダル・ワウ”と“オート・ワウ”の2種類があります。
ペダル・ワウ・・・足元に置いたペダルを踏んでワウを掛けるエフェクター。ペダルの踏み込み具合でワウの掛け具合を調節するので、細かいニュアンスを表現できる反面、扱いが難しい。
オート・ワウ・・・ワウの掛け具合をあらかじめ設定しておくワウ。ON/OFFのみなので、ペダル・ワウよりも扱いは楽。
どっちがいいかは一概には言えず、好みによるところが大きいです。
というより、ペダル・ワウを使いこなせずにオート・ワウを使う人も少なくないかと。
それだけペダル・ワウは難しいんですが、使いこなしている人のプレイは鳥肌ものです。
DAWの場合
足元に置くエフェクターの場合はペダルかオートか選べますが、DAWの場合は必然的にオート・ワウのみ。
ではペダル・ワウのように聴かせるのは無理なのか・・・と思うのは早計。
DAWにおいて、エフェクトの掛け具合というのは曲中でも調節できるのが普通です。
つまりペダル・ワウのように「ここは強く、ここは弱く掛けて、ここからまた強く・・・」というような編集が可能ということ。
上手く編集すればホントのペダルのように聴こえます。
サンプル音源
ワウは簡単なフレーズも一気にファンキーにしてくれるので、中毒になりやすい。
ワウは、普通の音も一発でファンキーにしてくれる魔法のエフェクト。
隠し味にもなるし、ものすごい飛び道具にもなる。