エフェクトを学ぶ第2回『イコライザー』

Live8のイコライザーの一部

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普段、音楽を聴くときにイコライザー(EQ)を使ってる人も多いと思います。
低音が好きな人、高音が好きな人、ジャンルによってEQをいじる人、いろいろいらっしゃるかと。
ではEQには大きく分けて2種類あるのはご存知ですか?

イコライザーの種類

EQ(イコライザー)には大きく分けて2種類あります。
1つはパラメトリックイコライザー、もう1つはグラフィックイコライザーです。

パラメトリックイコライザー

パライコ

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通称“パライコ”とか呼ばれます。
慣れるまでは使いづらいかもしれませんが、DTMだとこっちの方が主流なのではないかと。
パライコの特徴は、ある帯域を絞り込んで調節することが可能なのと、それとは逆にある帯域を中心に幅広く調節することも可能なところですね。

グラフィックイコライザー

グライコ

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通称“グライコ”。
どのつまみがどの帯域を調節するのか視覚的にわかりやすいので、“まるで絵のようだ”というのが“グラフィック”の由来という話を聞いたことがありますが、事実はどうなのかは知りません。

どちらのEQを使うにしろ、ある帯域(低音域、中音域、高音域・・・)を調節するのは一緒。

イコライジング用語

ロー ミドル ハイ

特にイコライジング用語ってわけでもないんですが、イコライザーをいじるときによく使うのでここで書いてます。
ロー(Low)は低音域、ミドル(Mid)は中音域、ハイ(High)は高音域
ローとミドルの間はローミドル、ミドルとハイの間はミドルハイ、とか言います。

ブースト カット

ブースト(boost)は増加、カット(cut)は減衰、の意味で使われることが多いです。
曲の始まりや終わりで使う“カット”とは違う使い方です。

フリケンシー

フリケンシー(Frequency)とはブーストやカットする帯域を調節する機能、という意味で使われてます。
本来は周波数という意味らしいんですが、あまりその意味では使われてないような。。。
アンプに“ミドルフリケンシー”というつまみがついてたりします。
これはミドルのつまみでどの帯域を調節するかを決められるつまみです。
ロー寄りにしてローミドルをいじることも、ハイ寄りにしてミドルハイをいじることも可能になるわけです。

イコライジング方法

イコライジングの基本的な考えは簡単です。
低音を聴きたかったら低音を強く、高音を聴きたかったら高音を強く。
つまり聴きたい帯域を強調するようなイコライジングをすればいいんです。

では低音を強くしたい場合は低音域の目盛り(つまみ)を上げればいい・・・というのはやや早計。
これでも間違いではないのですが、この方法でやろうとすると迷路に入って収拾がつかなくなりかねません。

ありがちなパターン

ミックスの途中段階でギターをイコライジングしたとします。
ローを強調しようと低音域の目盛りをブーストすればギターは低音が強調されます。
そうすると、ギターの音量が少し大きくなることになります。
この“少し大きくなった音量”が良いのであれば問題なしですが、問題があってギターの音量を少し下げると・・・

ここが、迷路の入り口!!

音量を下げれば、イコライジング作業中の音とは聴こえ方が変わります
今まで聴こえていた音が聴こえなくなります。
最初の段階でローをブーストした、ということは言いかえればハイが聴こえづらいということ。
音量を下げると、聴こえづらいハイがさらに聴こえなくなります。
よって、ギターの音がこもった感じに聴こえてきます。
そこで、こもり具合が気に入らないのでギターのハイを上げます。
するとまた音量が大きくなるので音量を下げると、聴こえ方が変わるのでまたイコライザーいじって・・・・・・
という迷路は、笑い話のようですがありがちです。

そうならないためにはどうするのか。
イコライジングの基本はブーストではなくカット”と覚えましょう。
先例の例えを使うなら、最初の段階でローをブーストするのではなく、ハイをカットした方が楽だったかな、と。
ブーストにしろカットにしろ音量は変わりますが、カットの場合は音量を上げることが出来るというのが大きな違い。
音量を上げる⇒カットしたハイの聴こえ方が変わる⇒ハイをさらにカット・・・の繰り返し。
しかし、先例のような迷路には迷い込まずに済むはずです。

文章だけ読んで「同じじゃね?」と思うのも無理はありませんが、実際にやってみると全然違うんです。
ブーストよりもカットしていった方が作業はとてもスムーズになる・・・はずです。

サンプル音源

パライコにしろグライコにしろ、ロー・ミドル・ハイを調節するのは同じ。
調節はブーストよりカットが基本的。

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