音楽ソフトを選ぶ-Proj.6『Reason』


カテゴリー的には文句なくDAWになるわけで。
MIDIを使って打ち込みも出来るし、楽器をつないでRecも出来る。
当然、Mixも出来るし、Masteringも可能。
でも、そもそもの設計概念が他のDAWとは一線を画すのです。

DAWではない?

ReasonはVstプラグイン(ぶいえすてぃぷらぐいん)に非対応です。

Vstプラグインについては、いずれ別エントリーにて書くつもりなのでここでは簡単に書きます。
エフェクターや音源などを追加する機能のことです。
「もっといいワウが欲しい」「今あるのと違うオルガンの音が使いたい」など、曲を作っているときにはいろんな要望が出るもんです。
そんなとき、Gtがエフェクトボードにエフェクターを足すように、DAWにエフェクターを足すんです。
その技術・方法のことをVstプラグインと呼びます。

この技術はいろんなDAWに採用されていて、プラグイン自体もネットから有償・無償で手に入るものがたくさんあります。

しかし、Reasonは非対応なんです。
Reasonユーザーから『Vstプラグインに対応してくれ』という要望がメーカーに届けられるそうなんですが、非対応のまま。
なぜか。
この疑問にメーカーは『Reasonはこれ自体が楽器なんです。』と答えています。
さらに『他のDAWと競合させる必要はなく、お互い協調できるソフトとしてReasonは存在しています。』とも。
この考え方、口先だけではなく技術として確立しています。

たとえばRewire(りわいあ)という、A社のDAWとB社のDAWをつなげる技術があります。
この技術を開発したのが、Reasonを作ったメーカー(Propellerhead Software AB)なんですね。
これのおかげでDAWを2つ並べて良いとこ取りが出来るようになったんです。
これはすごいことですよ。
RecはA社DAWを使い、エフェクトはB社DAWを使うっていう作業が、両方のDAWを立ち上げた状態で進められるわけですから。
なんて便利なんでしょう。

ラックをそのまま

細かいことはいいから、使いやすさはどうなんだ?ってことですよね。
ここ、とても大切ですよね。
技術がどれだけすぐれていても、使いづらかったらユーザーとしては意味ないですから。

なんといっても特徴的なのはラックエフェクターを模したUI(ユーザーインターフェイス)です。
Gtが足元に置くコンパクトエフェクターよりも、高性能とされるラックエフェクター。
これをPC画面内に配置してるんです。
実際にエフェクターのつまみをいじっている感覚でエフェクト処理を施していきます。

さらに、ラックエフェクターのみならずリズムマシンなどの楽器もそのままの感じで画面内に配置されます。
文字通り、スタジオがそのまま画面内に設置されているような感覚です。

普通のDAWにありがちな“単につまみがあって、右に回したり左に回したりでエフェクトのかかり具合を調整”ってのとは、やはり感覚が違いますね。
どちらが使いやすいかは好みに左右されるとは言え、こういう設計は愛着が湧きそうです。
特に、LineのPODが内臓されているってのは喜ぶGtやBaが多そうですねぇ。

でも、まあねぇ。
『Reason自体が楽器』とメーカーが断言してるとは言え、Vstプラグインが使えないのを不便と思う人もいるでしょうね。
やはり最後は好みということになるわけですが。。。
ラックをマウントしたUIは一度触れてみる価値有りですよ。
Reason公式サイトでは体験版をDL出来ますから、一度触れてみることをお勧めします。

ちなみに僕は体験版で使ってみて、気に入ってしまったのでReason Essentials(Reasonシリーズの廉価版)を購入し、Ableton Live9とRewireでつないで使っています。
廉価版だからといって、侮るなかれ。
使えるんですよ、これが。

ラックエフェクターを模したUIは目を引く
GtやBaにとっては使いやすい設計(のはず)

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