音楽ソフトを選ぶ-Proj.7『Guitar Pro』


このカテゴリー「音楽ソフトを選ぶ」ではDAWの紹介が続いてましたが、ここら辺で譜面作成ソフトについても書いてみましょうか。
譜面作成ソフトとは文字通り譜面(スコア)を作るソフトなんですが、手書きと違うのは譜面を作成すると同時にMIDIを打ち込んでるってとこですね。
これがいったいどういうことかと言うと。

ソフトで譜面を書くメリット

キレイ

PCソフトを使って譜面を書くメリットっていくつかあるわけですが。
まず1番最初に思いつくのは“キレイさ”ですね。
五線譜にキレイに譜面を書いていくのはなかなか難しいもんです。
せっかく書き留めた譜面なのに、あとから見たら『んん??』となることもあり得ます。
そんな(僕のように悪筆の)人であれば譜面作成ソフトで譜面を作れるのは非常にありがたい。

音が出る

譜面作成ソフトのメリットはキレイさだけではないんです。

手書きだと『あれ?この譜割りで合ってる?』なんてことが少なからずありますが、譜面作成ソフトだと譜面を書くのと同時にMIDIを打ち込んでいます。
つまり、譜面を書く⇒再生⇒手直し⇒再生・・・ってことが出来るんです。
音色を選べばGtの譜面を書くときはGtの音で、ピアノの譜面を書くときはピアノの音で再生できるので、譜面を書きつつ新たな発想が生まれることも。

書き直し

曲を書き終えたと思ってから『最後のサビだけ半音上げた転調しようかな』とか、Voから『キーが低いから半音2つ上げて』と言われるとか、よくある状況ですよね。
そうなったとしても、移調や転調も難しくありません。
ソフトによっては移調(トランスポーズ)機能がついてるので、1曲まるまるキーを変更するとしても簡単なことこの上無し。
部分的な転調の簡単さは言わずもがな。
手書きで部分転調とか、面倒ですよね。。。

Guitar Proの特徴

PCソフトで譜面を書くメリットはおわかりいただけたかと。
他にもあるような気もしますが、上の3つが大きな理由なのは間違いないでしょうね。
では僕がよく使っているGuitar Proの特徴とは。

TAB譜

主流の譜面作成ソフトと言えばFinaleSibeliusが挙げられると思うんですが、この2つと違うところはTAB譜入力が楽という点でしょうか。
もちろん、ソフトの使いやすさというのは慣れというのも大きく関係してくるので個人差はありますが、公式サイトで自ら『タブ譜・スコア編集ソフト』と書いているだけのことはあると思います。
『作曲家=ピアノが弾ける人』というイメージでもあるのかほとんどのDAWや譜面作成ソフトは鍵盤での入力画面を備えているものの、なぜかギターの指板(フレットボード)での入力画面を備えているのは多くありません。

でもギターで作曲する人、多いと思うんですよね。
というか、ロック系とかバンドやってる人たちだとギターの方が多いと思うんです。
そこに目をつけたのがこのソフト『Guitar Pro』なんですね。
そういう経緯があるソフトですから“五線譜に音符を置く”というよりも、“自分が弾いているフレットを書き留める⇒五線譜になる”という感覚で譜面を書いていくことができます。
フレットボード入力ももちろん可能。
ハンマリング・オンやプリング・オフなど、弦楽器特有の奏法の記譜も簡単なのは助かりますね。

エフェクターなども豊富に搭載されているので、プリプロ音源程度ならこれ1つで十分に出来上がります。
このソフトで曲を作ってバンドメンバーに『こんな曲演ろう』って聴かせるときに役立ちますね。

名前に『Guitar』がついてますが、フレットがある楽器の代表としてGuitarを冠しているだけで、もちろん多弦ベースやバンジョーやウクレレなどのGuitar以外のフレット楽器にも対応してるのも嬉しいところ。

TAB譜フォーマット

TAB譜フォーマットとして、Guitar Proのファイルはかなり主流なようでして。
主に海外サイトですが、たくさんTAB譜が配布されてます。
このTAB譜をダウンロードしてGuitar Proで読み込めば譜面が表示されて、練習も出来る、と。
フレットボード画面を見れば運指も視覚的に捉えられます。

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主流にならない理由

では、譜面作成ソフトとしてFinaleやSibeliusを抜いて主流にならないのはなぜでしょう。
上に書いた通りGtやBaのようなフレット楽器奏者が使うにはよく出来たソフトだと思います。
練習機能も充実してますし、価格もかなりお手ごろ。
手書きよりもはるかにキレイな譜面を書くことが出来ます。

ですが、細かい調整機能は搭載されてないんですよね。。。
2小節目の3~4拍目の間だけ広げたいとか、この音符だけこう表示したいとか思った時にGuitar Proだと「出来ないんだ。。。」となってしまうこともあります。
もちろん、細かいところに気配りしはじめたときですが。
でもFinaleやSibeliusだと細かい調整って出来るんですよね。

Guitar Proの“予算は控えめ、Gtで作曲、練習に役立つ”などのメリットはかなりおススメです。
しかし、本格的に譜面を書くことを現在・将来問わず想定しているのであれば、やはりFinaleやSibeliusをおススメします。
FinaleであればFinale NotepadというFree版もありますしね。

‡ポイント‡
主流はFinaleとSibelius。
でも価格・使いやすさ・練習機能の面はGuitar Proをおススメ。

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